メニエール病とは

 

メニエール病は19世紀のはじめにフランスの内科医であるプロスパーメニエールが、内耳の障害によってめまいが起こるという事を明らかにしたことにより、病名がつけられたのですが、他にメニエル病やメニエール氏病などと呼ばれています。

 

20世紀に入り様々な研究が行われてきましたが、日本では1975年に厚生省特定疾患調査研究班によって診断基準が定まりました。

 

この病気は耳の内耳に深く関係していて、リンパ液で満たされている内耳の調整が上手く行かなくなり、内リンパ水腫が作られて神経を圧迫されることによって様々な症状が発症する病気になっています。

 

めまいは誰もが1度は感じたことのある症状になりますが、全てがメニエール病ではなく、一時の症状となっている場合が殆どになっています。

 

メニエール病を発症するのは30歳から50歳代が多くなっていて、その症状は自覚がない場合や、通院を余儀なくされる場合などいろいろあります。

 

日本ではあまり聞き慣れないメニエール病ですが、有病率は自覚症状の無い人も多いため定かではありませんが、10万人に30人から40人程になっているのです。

 

メニエール病で自覚症状がある場合は、耳鳴りや難聴などの症状が現れ、立っていられないほどの激しいめまいや、吐き気や嘔吐を繰り返す場合もあります。